家づくりコラム

  1. 和室どうつかってる?みんなの使い方
  2. 和室をつくるデメリット
  3. 最近の和室事情
  4. 和室をどこに配置する?
  5. 和室の施工実例
  6. 自宅に和室をつくったスタッフが語ります


家づくりで必ず直面するさまざまな選択。
今回は和室について、あなたならどちらを選択するか考えてみましょう。

和室ってつくったほうがいいのかな?


和室どう使ってる?みんなの使い方


和室と他の部屋のちがいは、床が畳だということ。
ごろんと寝転んでもだらしなく見えない場所は貴重ですよね。
い草の香りにつつまれてうたた寝、なんてとても癒されそうです。
また、生活の中心であるLDKとは別に、ひとつフリーの使える部屋がある、という空間的な余裕も生まれます。
あなたはどう使いたいですか?


お客様のお泊りに

お布団を敷く場所として和室は最適。独立した個室ならなお使いやすいでしょう。お布団をしまえる押入れも備えておきたいところですね。

赤ちゃん、キッズのスペースに

やわらかい畳がプレイマットと同じような役割をしてくれる。散らかっていても仕切りをサッと閉めて隠せる。お子様が寝てしまっても畳の上なら冷える心配が少ない。そういった理由から子育て世代では和室がキッズスペースとして活用されているようです。

仏間に

ご実家に立派な仏壇があって将来はそれを引き継ぐことになる、など仏壇を置く予定があれば寸法を計ってしっかり場所をとっておきたいですね。

セカンドリビングに

テレビとテーブル(ちゃぶ台?)を置いて、和室を家族団らんのリビング空間にしてはいかがでしょうか。
最近流行りのボードゲームを畳の上で広げて、大人数で盛り上がるのも楽しそうですね。

将来的に寝室に

今は2階の寝室を使うけれど、将来的に階段の上り下りが不安になるかも。
そんな将来を見越して1階の和室を寝室として使えるようつくっておく方もいらっしゃいます。

和室を隔離空間に

新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症にかかって自宅療養となった場合、同じ部屋で家族が過ごすのは不安ですね。
そんなときに和室が隔離部屋として使えます。



和室をつくるデメリット


和室は、必要な部屋をつくったうえでプラスアルファとして考えられることが多い場所です。つくる際の費用や後のお手入れを考えると、使う将来が見えなければ無理につくる必要はないのかもしれません。
つくってから後悔しないよう、デメリットも確認しておきましょう。

スペースが必要

建てられる面積に限りがある場合、無理に和室をつくると他のスペースに影響が出てしまうかもしれません。
和室がなければもっとLDKを広くとれたのに、とか、収納がもっと欲しかったのに、と後悔しないように計画しましょう。

重さのある家具が置けない

畳は柔らかいため、家具を置くと置き跡がつきやすいのが悩み。ベッドやソファを置きたいときはじゅうたんなどを敷いてから置いた方がよさそうです。

畳のお手入れが必要

フローリングに比べ、カビやダニが発生しやすい畳。湿気を吸収するので特に梅雨時期は注意です。
難しいことではありませんが日ごろのお手入れが必要になります。

部屋まで作らなくてもいいかも

短期間だけ「畳の場所」が欲しいということなら、置き畳という方法も。これなら欲しい時に都合のいい場所に畳のスペースを作れます。


最近の和室事情


親戚が集まる機会が多かった昔の和室と言えば、襖で仕切られ窓には障子がついていて仏壇があって・・・。
おじいちゃんおばあちゃんの家にそんな和室があった、という方も多いかもしれませんね。
そういった本格的な和室を作るお家は珍しくなってきました。



最近の和室はシンプルな傾向にあります。
子育て期間は子どもの遊び場として、ゆくゆくは仏間に・・・など、生活にあわせて使い方を変えられるような「作りこみすぎない和室」のニーズが高まっています。
LDKと接するレイアウトになるなら、LDKの雰囲気と合うかどうかも大事なポイントです。



和室をどこに配置する?


和室はどんな配置にすると使いやすいのでしょうか?

ダイニング・キッチン横に配置

和室をキッズスペースにする場合に便利なのはダイニング・キッチン横の配置です。
キッチンで作業中に和室の様子を見守ることができ、呼ばれたときにもサッとかけ寄れるという安心感があります。
テレビが見えづらい位置にすることで、お勉強に集中できる空間づくりもできます。



リビング横に配置


来客時に使いやすいのがリビング横です。
人が多くてリビングがちょっと狭いなと感じるような時には、和室を開け放ってリビングの続き間のように使えます。座卓を置けばここでお食事もしやすいですね。
キッチンの音や臭いが届きにくいため、お泊りにも使ってもらいやすい位置です。



LDKの中心に配置


ダイニングとリビングをゆるやかに区切るように配置した和室。
ダイニング側とリビング側の両方に仕切りがついていて、全部または部分的にオープンにすることができます。
普段は開け放しておいて、料理中に子どもが遊ぶときはリビング側を閉めて、集中したいリモートワーク中は閉め切って個室に、など間取りを変えるようにフレキシブルな使い方ができそうです。



和室の施工実例



仕切り上部をガラス張りにし、天井の板張りがリビング部分からつながって見える和室。
仕切りを閉めてもガラス越しに視線が抜け開放感を得られます。



ロールスクリーンで仕切る和室。
建具に比べ遮音性・気密性は劣りますが、目隠しとして建具より安価につけられます。



玄関からすぐ案内できるモダン和室。リビングともつながっています。
吊戸棚の扉は和紙製で、日本らしい上品さを感じます。
【実例紹介】court house



リビング横に配置した、小上がり和室。
渋い襖がLDKのアクセントとして効いています。
小上がりの階段はベンチにも使えそう。
【実例紹介】くつろぎの和モダン住宅


こちらでも和室の施工事例を見られます。
★生活に溶け込む素敵な和室づくりを。和室・畳コーナーの施工事例


自宅に和室をつくったスタッフが語ります


和室をつくってホントのところ役立った?実際に自宅に和室をつくったスタッフが語る動画を見られます。



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