家づくりコラム

”夏は暑いもの。冬は寒いもの。だから家の中が暑かったり寒かったりするのも当たり前”
実はこの考え方、世界では稀なようです。
アメリカのニューヨークでは賃貸物件の室内温度のラインが定められていますし、イギリスでは室温と健康に関する研究が進んでおり寒い家の危険性を多くの人が認識しています。
実際「冷えは万病の元」と言われ、体に多くの負担を与えています。ヒートショックで冬期に亡くなる人は年間一万人以上。さらに低温の室内に長時間いることで陥る「緩慢なヒートショック状態」によって徐々に体力を奪われることも問題視されています。

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お風呂場だけではありません。冬のヒートショックは寝室でも。



冬の就寝中は暖房を消している方が多いのではないでしょうか。
暖房を消した状態の冬の寝室の温度はだいたい10℃前後。
布団の中は体温で温まって30℃前後。布団から出たとたん20℃もの温度差を感じることになります。
このヒートショックが健康の大きなリスク。
また就寝時の呼吸によって冷たい空気を体に取り込むことにより、肺や内臓を冷やし健康に悪影響を与えています。
これらを防ぐために、部屋の断熱性や暖房による対策が求められます。


夏の住宅に潜む健康リスク



年々発症人数が増加している熱中症。
総務省の直近のデータによると、7月10日から16日の一週間で全国で7680人が熱中症で救急搬送されています。
石川県内では66人。今年は例年より気温が高く、去年の人数を大きく上回っています。

熱中症は運動中や屋外のイベントで発症するイメージがありますが、意外にも発生場所割合として多いのは住宅内。そのうち7割ほどを占めるのが65歳以上の高齢者です。
真夏日、猛暑日では室内でも30℃を超える可能性は高く、さらに湿度が高ければ普通に生活しているだけでも危険です。
危険なのは昼だけではありません。夜寝ている間に自覚のないまま熱中症になることもあります。

熱中症の住宅内発生率が高いのは、住宅の断熱性能が低いことが原因のひとつ。
住まい全体をすっぽりと断熱することで、外気の熱の侵入をさえぎり冷房効果を高め、熱中症予防につながります。


断熱性能によって健康リスクが変わる


現在の日本の省エネ基準レベルでは冬の自然室温が10℃を下回る可能性があり健康リスクが大きいことが問題視されています。
断熱性能を高めると、暖房・冷房の負荷が低く抑えられ省エネ性に貢献するのはもちろんのこと、冷暖房を使用しない時の室温(自然室温)も維持できるため、健康リスクが小さくなります。


断熱性能と暖房費シミュレーション ※性能数値は間取りや窓仕様により多少変動します


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