家づくりコラム

玄関は「お住まいの顔」といいますが、今回はそんな玄関の足元に注目しました。
たかが床とあなどれません。仕上げによってまったく表情が変わるんです。

  1. バリエーション豊富な【タイル】
  2. シンプルに仕上がる【モルタル】
  3. 味わいある表情が魅力の【洗い出し】
  4. 選ぶときはここに注目

タイル


バリエーションの豊富さとメンテナンスのしやすさから、多くの方に選ばれているのがタイル仕上げです。
四角いタイルを縦横まっすぐ並べるのが一般的で、目地が直線に入りきちんと感のある玄関になります。
それではちょっと物足りないという方は、模様の入ったタイルや形の違うタイルを組み合わせてみてはいかがでしょうか。少し組み合わせを変えるだけで遊び心ある玄関になります。




重厚な黒のタイル。石の風合いが和の趣にマッチしています。



少し小さめ15㎝サイズのタイル。全体的に淡い色合いで統一し、軽やかな玄関に。



テラコッタ風のタイルを使用。素朴な焼き土の風合いが可愛らしい。


モルタル


シンプルな土間をつくりたいときに候補に挙がるのがモルタル仕上げです。
材料はセメントと砂で、コンクリートより粒子が細かく一面さらっとした仕上がりになります。
デメリットは収縮によるひび割れがどうしても出てくること。
こういった変化も愛着もって受け入れていただける方におすすめです。

写真はリビングから直接出入りできる玄関土間を設けたお住まい2例です。
玄関というよりはリビングの延長として、掃除しやすいので汚れを気にせず使える空間として活用しています。




洗い出し



モルタルに石を混ぜて塗り、固まる前に水洗いして石が見えるように仕上げたものが洗い出しです。
さまざまな大きさの石を混ぜ込むことで自然な表情が生まれ、味わいある玄関に仕上がります。
昔ながらの和風のお住まいに使われるイメージが強いですが、赤・白・青など混ぜこむ石を変えることでどんな雰囲気にも合わせられる柔軟性を持ち合わせています。





選ぶときはここに注目


費用は?


一般的には「モルタル < タイル < 洗い出し」ですが、タイルは安価なものから高価なものまで幅広いので選ぶものによって費用にはかなり差が出てきます。


滑りにくいのは?


お子様や年配の方がいるときには特に注意したい「滑りにくさ」。
タイルには室内に適したものと屋外に適したものがあり、玄関土間に使うものは「屋外用」として濡れても滑りにくいよう加工されています。
洗い出しの場合はツルツルした石の面積が多くなるほど滑りやすくなるので、大きな石を使う場合は注意が必要です。
モルタルは塗り具合を調整して滑りにくい程度の凹凸をつくっています。



汚れにくい色は?


玄関は人目につきやすい部分なので、なるべく汚れは見えてほしくないですよね。
毎日出入りに使う場所なので、汚れる主な原因は外からもちこまれる砂ぼこりと泥。
水分を含んだ泥は白い床だととても目立ち、乾いて白っぽくなった砂ぼこりは黒い床で目立つようになります。
そこでよく選ばれるのがグレーやベージュのような淡い色や、土に近い茶系の色です。
お掃除にあまり手間をかけたくないなら白と黒は避けた方がいいでしょう。



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