家づくりコラム


新築住宅を手に入れる方法は、ざっくりわけると2種類あります。ひとつは「建てる」、もうひとつは「買う」です。

  1. 家を「建てる」とは?
  2. 家を「買う」とは?
  3. 建てる ~フルオーダーの「自由設計」
  4. 建てる ~セミオーダーの「規格住宅」
  5. 買う~ 家を見てから購入する「建売住宅」

家を「建てる」

「建てる」とは、家の持ち主となる人が ”ここに家を建ててよ” と依頼する注文住宅のことで、工務店やハウスメーカーと請負契約を結びます。
注文住宅には、間取りから細部まですべてこだわって建てる自由設計と、一部に要望を反映させることができる規格住宅があります。



家を「買う」

「買う」は、すでに建っている住宅を購入する方法のことです。住宅会社などが新しく家を建て土地と家をセットで売りに出しているものを建売住宅といいます。
不動産情報サイトなどで調べると、このような建売住宅の情報をたくさん見ることができます。



今回は「建てる」の自由設計規格住宅、「買う」の建売住宅のそれぞれの特徴と向いている人を解説します!


建てる ~フルオーダーの「自由設計」



自由設計では、お施主様の希望に応じてフルオーダーで住宅を建てます。

自分たちの理想の暮らしが叶えられる家をじっくり考えられるのは自由設計の家ならでは。
たくさんあるサンプルを見比べて悩んだり、ものによってはお施主様が資料を集めたり支給することになったり、自由なだけに大変さもあります。
完成品がないため、サンプルや図面から出来上がりをイメージする想像力も必要になります。
大きなものから細かいもの(コンセントの数やドアの開く方向など)までお施主様と決めていくので、必然的に打合せの回数は多くなります。

それだけ手をかけてつくったお家は、建てるまでの時間も含めてお施主様にとって大切なものになること間違いありません。少しずつ工事が進んでいく様子を見ることができるのも家づくりの醍醐味です。

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「自由設計」の特徴

土地にあわせたプランが可能
土地の形が三角形や旗竿形だったり、日の当たり具合がまばらだったり、地区計画など制約があるような土地は、それにあわせてムダなく建てられる自由設計がおすすめです。

すべて自由に決められる
自由設計ではお施主様の希望に沿ってプランを作っていきます。
ただし間取りは法令によって制限を受ける場合があり、事前の確認が必要です。
設備、資材なども基本的には自由ですが、住宅会社によっては選べるメーカーが決まっている場合があります。

打合せが多い
とにかく決めることが多いため、その分打合せの回数が増えます。多い時には毎週のように打合せに出なければならないことも。住宅ローンの打合せは銀行で、設備の打合せはショールームでなど、打合せのジャンルによって担当者も場所も変わります。

金額が見えづらい
自由設計では見積もりをだしてみるまで建築費用がどれだけかかるのかわかりません。
希望のままにあれもこれもと追加していくとあっという間に予算オーバーになるかも。予算とのすりあわせで代替案や取捨選択が必要になる場面も出てきます。

こんな方にオススメ

  • 間取り、デザイン、仕様・性能に強くこだわりたい
  • 自身の暮らし方にあった住まいをつくりたい
  • 暮らしについてじっくり考えたい
  • 建てたい土地の条件(形など)が特殊
  • 建築現場に工事の様子を見に行きたい


建てる ~セミオーダーの「規格住宅」



フルオーダーで建てる自由設計に対し、規格住宅は言わばセミオーダーの住宅です。
用意された数パターンの住宅ラインナップがあり、その中から選んだものを建てます。

多くの規格住宅では間取りはすでに決まっており、住宅設備や外装・内装コーディネートなどは、ある程度決まった中から選択します。
制限の中での家づくりは、オリジナルの家を建てたいと考える方には物足りないかもしれませんが、たくさんの選択肢があると迷ってしまう方にとってはメリットと言えるでしょう。
打合せの回数も自由設計より少なくすみます。

金額が明示されているので、注文住宅に比べ資金計画がたてやすいこともメリットです。

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「規格住宅」の特徴

規格住宅が入る土地が必要
規格住宅では建物の形が決まっているので、その建物が収まるだけの大きさの土地が必要になります。

多くの人が使いやすい間取り
お施主様の暮らしにあわせた家を建てる自由設計とはちがい、規格住宅の多くはどちらかと言えば万人受けタイプ。住宅会社の経験が生み出した暮らしやすい間取りになっています。

ある程度仕様が決まっていているため選択肢は狭い
間取りは設定されたパターンの中から選び、お部屋の広さや窓・柱の位置などは変更できません。
設備・内装外装デザインなど会社によっていろいろ選べるものはありますが、自由設計より選択肢は狭まります。

コスパがよい
多くの規格住宅は自由設計より割安な価格設定になっています。
間取りや仕様がある程度決まっていることから打合せが少なくすむこと、よく使う設備や資材を採用しているため仕入れ価格を抑えられるなど経費を抑えて建てられることがその理由です。

予算を設定しやすい
まず基本の価格があり、そこに希望があればオプション価格を加えていく形になります。自動車の買い方をイメージするとわかりやすいでしょうか。
ただ建物価格に含まれていないものには注意です。カーテンやエアコン、照明や外構工事などどこまで建物価格に入るのか確認しておきましょう。

こんな方にオススメ

  • 打合せ回数を減らしたい
  • 出来るだけコストを下げたい
  • 間取りに強いこだわりはないが色などは自分で決めたい
  • 決められた中から選ぶ方が向いている


買う~家を見てから購入する「建売住宅」



建売住宅では、新しく建てられたお家を土地とセットで購入します。

販売価格は「土地+建物」の金額が提示されています。
最大のメリットは、すでにできている建物を見られるので生活をイメージしやすいこと。見学して家族の生活にしっくりくるか確かめたうえで購入することができます。


★アイフルホーム金沢北店・金沢南店の建売住宅はこちらからチェックできます。
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「建売住宅」の特徴

契約から引渡しまでが早い
すでに建物が完成しているなら、お引渡しに要する期間は契約してから1か月ほど。家が欲しいと思い立って1か月半ほどでもう新居にお引越し、という方もいるかもしれません。
その分契約から引渡までの期間にすることは多く、住宅ローンの手続きや火災保険選びや引越し準備など、かなり忙しくなります。

実物を見られる
建売住宅は購入前に内見することができます。
建物内を実際歩いてみることで生活動線の使いやすさがわかったり、持っている家具家電が置けるかなど現地で測ることができるので、「思っていたのと違った」という後悔は自由設計・規格住宅に比べて格段に少ないと言えます。

お隣も建売住宅かも
住宅会社が分譲地を一括で買い上げ、建売住宅を数件建てて売りに出す場合が多くあります。
同じタイミングで売られているということは、同じような時期に入居する人がいるかもしれないということ。ご近所づきあいがスムーズかもしれませんね。

打合せが少ない
基本的に建物の工事に関わる打合せはありません。
住宅ローンの申し込み、現地の確認、契約、お引渡しなどで何度か足を運んでいただく必要があります。

工事現場との関わりがない
注文住宅では、地鎮祭や上棟など現場にお施主様がいらっしゃる機会があり、近くにお住まいなら毎日のように工事の進行を見に来られるお施主様も。
建売住宅の場合は完成してから売りに出ることが多いので、お客様が見るのは出来上がった建物です。契約時点でまだ建築中なら工事現場の見学ができるかもしれません。

こんな方にオススメ

  • 1ヶ月~半年以内の短期間ですぐに入居したい
  • 実物を見て購入したい
  • 資金計画を崩したくない
  • 間取り、デザイン、仕様・性能に強いこだわりがない
  • 打合せや現場に足を運ぶことが難しい


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