家づくりコラム

新型コロナウイルスの拡大により、在宅ワークとなった方は多かったのではないでしょうか。また学校が休校となり、お子様の自宅学習に試行錯誤した方も多かったことと思います。
常に仕事できるスペースを作った方、時間が終わるごとに片付けをしなければいけなかった方、家族で場所の取り合いになったりなかなか集中できなかったり・・・その環境づくりが重要になりましたね。
これからまた在宅ワークや自宅学習の機会がないとも言えません。
今回はお仕事やお勉強がはかどるような環境づくりを紹介します!

【子どもが学習に集中できるワークスペース】
1.家族にとってもプラスが多い「リビング学習」
2.家族とちょっと離れて集中したい「リビング以外の学習スペース」

【仕事や自分時間に。大人が使うワークスペース】
1.家事や見守りと両立できる「LDK近くの自分スペース」
2.子どもに邪魔されない「寝室の一角の書斎」
3.ひとりになれる「独立した書斎」

子どもが学習に集中できるワークスペース

家族にとってもプラスが多い「リビング学習」

小さな子どもにとどまらず、中学生、高校生でもリビング学習をしているご家庭は意外と多いようです。
リビング学習のメリットは、まず子どもがリラックスできること。パパママにわからないところを聞いたり、お勉強の進み具合をみてもらうことで、家族のコミュニケーションが深まります。
また子どもがどんな勉強をしているのか、親も興味を持つことが大切です。
お仕事や家事に追われて時間がなかなかとれないという人も、リビング学習なら家事をしながら子どもの様子を見られます。ささいな変化をみて気分転換の声掛けができたり、リズムを作ってあげられるのではないでしょうか。

勉強がはかどる学習スペースづくりのポイント

お勉強場所は「テレビが見えない位置」に
本人が観ていなくても、目に入るとついつい興味が向いてしまうテレビ。
テレビを観る時と勉強するときのメリハリをつけやすくするためにも、テレビが見えない位置に机を配置するのがおすすめです。

照明位置はかなり重要
暗い場所だと学習意欲も下がってしまいます。部屋の照明をチェックしながら、できるだけ明るい場所を確保しましょう。ライトを置くためのコンセント位置も大事です。

目の前に空間を
壁に向かって勉強するのは実は圧迫感があると言われています。より集中力アップを図りたければ、机の前に空間をつくる工夫を。

何か置く場所があるとよし
自然と学びたくなる学習机には、好奇心を刺激する勉強道具がさりげなく置いてあるもの。机から取りやすいところに、勉強意欲のわく辞書や図鑑、世界地図などを置ける場所があるといいですね。スペースまわりが散らからないよう整理できる工夫が必要です。



キッチンの対面カウンターをお勉強スペースに。子どもから常に親の姿が見えるという安心感があります。



キッチンの向かいに設けたカウンタースペース。3~4人座れる幅があるので、手が空いたら隣でお勉強を見てあげることも。



半個室状態で集中しやすい、ダイニング横のカウンタースペース。のれんやカーテンをつければ一人の空間に。


家族とちょっと離れて集中したい「リビング以外の学習スペース」


リビングではついつい遊んでしまう。どうしても他の家族の方に気持ちがいってしまう。
また小学校高学年ほどにもなれば、ひとりでお勉強したい子も増えてくるでしょうか。
そんな場合にはリビングから少し離れた場所にお勉強専用のスペースがあるといいのかも。
家族の気配を感じながらも、気が散らないスタディカウンターです。



2階の多目的ホールの一角に設けたカウンター。洗濯物を干したときの畳むスペースとしても便利です。



ロフトに設けたカウンター。人の行き来がないので、多少散らかしても大丈夫な場所です。イスのいらない髙さのカウンターは下に本なども並べても。



1階と2階の間に設けたスキップフロア。小窓からはLDKの様子がうかがえます。



和室に設けたスタディカウンター。床に物を置くのも畳なら気になりません。


仕事や自分時間に。大人が使うワークスペース


家事や見守りと両立できる「LDK近くの自分スペース」


子どもが小さいうちは、家事をするにしても仕事にしても常に子どもの相手をしながら。専用部屋にこもるのがなかなか難しいという悩みがあります。
家事・育児・お仕事のスイッチを切替えながら忙しく動く。そんな場合の自分スペースはLDKに隣接した位置がベストです。お気に入りのものを置いて、スキマ時間にちょっと気晴らしできるような空間にしてみてはいかがでしょうか。



キッチンの横動線上につくったワークスペース。窓から庭の草花をながめられる癒しの空間です。


先ほどリビング学習用のスペースを紹介しましたが、子どもが個室で勉強するようになったら、リビング学習用につくった場所を大人が使うスペースに変えてもいいですね。


子どもに邪魔されない「寝室の一角の書斎」


日記を書いたり家計簿をつけたりなど「ながら」ではちょっとやりづらい・・・個室までは要らないけれど子どもに邪魔されないスペースをつくりたいという方は、寝室にカウンタースペースを設けてはいかがでしょうか。



扉付き収納を設けたカウンタースペース。ウォークインクローゼットの一時置き場としても使いやすい位置です。



ささやかなカウンタースペース。読書やお肌のお手入れなど、寝る前のリラックスタイムに。


ひとりになれる「独立した書斎」


居室の一角などではない「独立した書斎」は、他の家族の手が入らない自分だけの居場所です。家族と過ごす自宅はもちろんリラックスできる場所ですが、自分好みを反映させた「秘密基地」のような場所でひとりの時間を持ちたい人は多いようです。
また独立書斎は在宅ワークの場としても。大切な書類を置いたりテレビ会議をするには、他の家族がいない空間の方がいいですね。



天井までの棚を作った書斎。コンセントが3か所に分散されているので複数人で使うときにも便利。



ドアに背を向けないカウンター位置はドアから声をかけやすく、カウンターにいる人も対応しやすい配置です。


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