【You Tube】住宅会社を比較する際に検討していただきたいこと(後編)
You Tube を文字にした記事になります。
記事では、方言など文章では伝わりにくい部分をなるべく訂正しています。
ニュアンスや雰囲気はYou Tubeをご視聴いただいた方が伝わると思います。
今回の動画は住宅建設業界における図面の質の違いとその影響、断熱性能の数値と実際の施工精度の関係、地盤改良費用の注意点など、住宅建設に関する様々なトピックについて話しています。
是非 You Tube でもご覧ください。
チャプター① ローコスト住宅の黒塗り図面の注意点
ローコスト住宅会社の図面は壁が黒塗りになっていることが多く、柱の本数や配置が不明確なため見積もりしづらい。実際の仕様と図面が異なる可能性が高いので注意が必要。
清水 00:01
こんな感じで三つ目ってみましょうか。
上田 00:07
全部ではないですけど、最近お客さんにお話したのは、他社さんの特にローコスト系の住宅会社さんの図面って、壁が黒塗りになってるんですね。
清水 00:19
図面が?
上田 00:20
図面です。僕らが提案している図面は、柱の位置がしっかり書いてあります。柱の位置が書いてあると、柱の数を数えれば何本の柱を使っているかは簡単にわかります。ローコスト系の住宅会社さんの図面は壁が黒塗りになっているので、柱がどこに何本入ってるかっていうのは、数えようがない。先程の話しに戻りますけど、他社さんの図面と同じ仕様で見積してくれって言われても、柱の本数も全然違う可能性もありますし、そういうところで安くなっていたりする可能性もあります。何社かの図面の提案を受けられる方は、図面と見積では違いはわかりにくいと思いますが、図面の壁は見ればわかりますので、是非見てみてください。
上田 01:14
お客さんが気になっている住宅会社さんの図面を画像検索すると結構いっぱい出てくるんですけど、だいたい黒塗りですね。
清水 01:26
会社に帰ったらちょっと見てみよう。図面をお客さんからもらったので。
上田 01:27
ね。僕が思いつくようなローコスト系の住宅会社さん、検索したら全部黒塗り。
清水 01:33
うちは黒塗りじゃなくて良かったな。アイフルホームって全国的に柱は書いてある?
上田 01:38
どうなんですかね。見てみます。
清水 01:40
他の県の図面見たことないから。
上田 01:43
黒い。アイフルホームは普通黒塗りみたいっすね。
清水 01:47
そっか。アイフルホーム基本は設計士が図面描く会社じゃないから。僕らやってる石川県のエスアイユー常陽は設計部があって。
上田 02:00
ちょっとインターネットに載っているのと、実際の提案の図面が同じ書式かどうかっていうのは、何とも言えないんで。
清水 02:06
行ってみないとわかりませんけど、参考にはなるよね。
上田 02:09
ちょっと見るポイントとして、そういうこともできちゃうよって。
清水 02:14
柱を減らせちゃうってこと?
上田 02:18
柱を減らせちゃいますね。
清水 02:18
要チェックでいきましょう!
清水 02:20
あとは高気密高断熱。僕らも動画で何回か言ってますけど、うちはこういう断熱材を使ってて、断熱性が高いから夏涼しくて冬は暖かいです。光熱費も安いです。って言われましたっていうお客さんもいるんですけど、それだけじゃない。断熱材が良いから、夏涼しくて冬は暖かくて光熱費も安くなるっていうのは嘘ではないけど、少し違うと思います。ちょっと良いですか?言ってもらって。
上田 02:51
窓は、何て言えば良いですかね。性能が高いに越したことはないんですけど、大体の住宅会社で採用されてるのは、LIXILかYKKかどっちかですよね。断熱材とか換気扇も同じですけど、どこの会社でも採用できるというか、アイフルホームでしかLIXILの窓って入れられないわけじゃないので、A社でもB社でもC社行っても、同じ製品っていうのは扱えるので。材料が良いと、断熱性の(計算上の)数値が上がるので、本当は気密性など施工の良し悪しが影響するところも注目した方が良い。隙間を表すC値の方を重視してもらう方が良いかなっていう感じですね。断熱材も換気扇も、メーカー品を僕らも仕入れて使っているので、うちでしか使えないものじゃないので、どこでもできることで比較するよりも、施工の(品質)方で比較した方が失敗が少ないと言うか。っていうことですね。と言ってもなかなか伝わりませんけど。
チャプター② 断熱性能数値と実際の施工精度の乖離
断熱材の性能数値だけでなく、気密性や施工精度が実際の断熱性能を左右する。数値のみを比較するよりも施工精度などを考慮する必要がある。
清水 04:00
難しい
上田 04:02
難しいですね。
清水 04:03
C値は実測値だからね。C値は実測ですがUa値は断熱性能を数値化するときにUa値って出ますけど、これは施工精度関係ないよね。例えばサッシがペアガラスなのかトリプルガラスなのかを入力。断熱材が高性能グラスウールなのかネオマフォームのようなパネル系なのか、または吹付なのかを入力するだけでUa値は計算されます。例えば、グラスウールでも分厚いものを入力すれば簡単にUa値を上げられます。
上田 04:46
そうですね。
清水 04:47
けど、グラスウールが駄目みたいなことがネットで書かれているけど、やっぱり、それは施工精度が関係する。大工さんの腕もありますし。大工さんが、せっかく綺麗に隙間なく施工したのにその後、配線工事する電気屋さんが、たとえばカッターなどで穴をあけたら、計算上はすごいUa値でも実際は才能は下がる。そこにさらに隙間がいっぱいあるC値の低い家だったら、全然駄目だよねっていう。これ難しいですよ。難しいけど。なのでUHは簡単に上げることができるけど、C値っていうのは、自分の家で測ってみないとわかりません。僕らも去年、平均でC値が0.28だったかな。はい。で出てますけど、一応0.5を切るように目指します。お客さんにこの話必ずするんですけど、うちのC値は絶対これだけですっていうのは、やっぱ最初にはなかなか言えないよね。そうですね。だから、ここ4年ぐらい毎年のC値の実測データを保管してます。そういうものをしっかり出せる会社は、そのまま安心してもらっても良いかなと思いますね。この住宅会社だったら、C値0.5切れるなとか、これぐらい見込めるな。この断熱材の使用で、窓はこれにして、換気扇を第一種なのか第三種なのかがありますけど、第一種じゃなくてダクトレスにしてとか選んで行くと、何となく温かいとか涼しいっていうのはイメージできるんじゃないかなと思います。うちの会社はパネル系の断熱材とか吹付の断熱材なので、暖かいですよ。って言うのには注意ですね。吹付系の断熱材は結構隙間は簡単に埋められるけど、劣化が早いとか、そういうことは数値化されてるんで。話がずれたけど、そういうのはちゃんと調べたら載ってますんで。どこどこの会社でこう言われたとか、最近はどこの会社でも一緒でしょ。とかっていう方いらっしゃるんですけど、でも、そうじゃないよって、この動画なら言えるっていうか。お客さんに言われたときに、そうじゃないよ。って
上田 07:05
Ua値ってのは本当に材料で決まります。で、C値は、施工の良し悪しが関わるので、わかりにくい。食べ物で例えると、良いお肉とか、良いお魚っていうのがUa値で、それを素人が料理するかプロが料理するかっていうのがC値。っていうのがわかりやすいかな。いくら材料が良くても作る人が、素人っていうと少し言い方悪いですけど、あまり断熱の施工をしていない人だと、台無しになるというか。
上田 07:40
材料費で高額な費用をいただいてるのに、施工が悪くて結局温かくないという家になってしまう事が一番もったいないかな。
清水 07:53
大切です。ということです。
清水 08:01
地盤改良別途。はい、注意ですね。石川県は7割ぐらい地盤改良が必要な判定が出ているみたい。
上田 08:07
金沢はほとんど改良の判定が出ると思って一応。
清水 08:11
地盤改良別途には注意。杉を使ってる会社には注意。あと、高断熱だから、うちは大丈夫。って言ってる会社には注意っすね、地盤改良はしっかり予算に入れておいて。最初から出ると思ってて、出なかったらラッキーということで予算にしっかり入れておく。構造材の確認で杉使ってたら注意。材料を見せてもらうと一番いいかもしれないですね。あとは、気密測定。
チャプター③ 地盤改良費用の明示の重要性
地盤改良は初期費用が大きいため、多くの建設会社が地盤改良費用を明示せずに低価格をうたっている。しっかりと予算計上されているか確認が必要。
清水 08:37
気密測定を実施している会社をぜひ選んでください。今日のポイントこの三つかな。
上田 08:40
五つぐらい言ったような気がしますが・・・。
清水 08:43
今日は結構良い動画になったんじゃないかなって。この三つを皆さんにお伝えして、動画終わりたいなと思います。