家づくりコラム

壁紙ひとつでもお部屋をおしゃれに見せられますが、少しアイデアを加えるだけでさらに印象を大きく変えることができます。
今回紹介するのは、新築にも既築にも取り入れられ演出の幅がぐんと広がる有孔ボード。
壁に傷をつけずに壁面収納を楽しめるアイテムのひとつです。

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有孔ボードとは?

たくさんの穴が等間隔にあいたボードでペグボードやパンチングボードとも呼ばれています。
音楽施設の壁材としてよく使われているので、学校の視聴覚室や音楽室でみたことがある人も多いのではないでしょうか。
この有孔ボードの穴にフックなどを取り付けることで自由度の高い収納が作れる、と注目されています。ボードを自分好みの色に塗り替えたり様々なテイストのパーツを組み合わせて、ナチュラル、アンティーク、インダストリアルなどお部屋の雰囲気に合わせることができます。



有孔ボードの種類


どれも同じように見える有孔ボードですが、使用目的の違いで素材や加工の違うさまざまな商品が出ています。
飾る物の大きさや重さ、色の違いで選ぶと良いでしょう。


厚みとサイズ


紙類やアクセサリーなど軽いものを掛けるなら薄いボードで充分ですが、工具や鉢植えなど重いものを掛ける予定なら厚いボードを選ぶのが無難です。
厚いものはその分ボード自体が重たくなってしまうので、ボードと掛けたいものの重さを見込んで壁から落ちないようしっかりした固定方法を選ぶ必要があります。

穴径とピッチ

有孔ボードの穴の大きさ(直径)を穴径といいます。5mm、6mm、8mmなど種類があり、取付フックなど使いたいパーツにあわせて穴径を選びます。一般的なのは5mmです。
穴から穴の間隔のことをピッチといいます。これも25mm、30mmなどと種類があるので、使い方にあわせて選びましょう。




新築に取り入れて収納上手に



写真は家族共有のワークスペースに有孔ボードを取り入れたお住まい。ものを掛けたり伝言メモの掲示場所にしたり、壁を有効利用できるスペースになりました。

お部屋に馴染むグレーの塗装はお施主様家族が選んで自ら塗ったもの。工事に参加していただいたことで家づくりの思い出のひとつにもなりました。



DIYでオリジナル収納


有孔ボードを取り扱っているお店

有孔ボードは小さいサイズなら100円ショップでも取り扱いされています。
大きなサイズのものは、ホームセンターやインテリアショップなどで購入しましょう。
通販などでは有孔パネルや、パンチングボード、ペグボード、穴あきボードなどで検索してみると良いでしょう。

まずは小さなボードで試作してみる

いきなり大きなものを作るのが不安なら、まずはお手頃価格な材料で小さなものからチャレンジし、イメージを膨らませてみましょう。
たとえば100円ショップのセリアでは「MDFパンチングボード」という名称でA4サイズのものが販売されています。

有孔ボードを置く・壁に掛ける

壁に立てかける

作ったボードは壁に立てかけて置くことができます。
そのままでも素敵ですが、もうちょっと何か足したいなら額縁をつけるのがオススメ。
写真立てのフレームにはめ込んで写真と並べてもおしゃれです。

壁に掛ける

壁に掛ける場合には、ボードと壁の間に少しすき間をつくってあげましょう。フックなどの留め具がボードの裏面に出てくるためです。ボードを壁から浮かせる部品がついた取付ビスや専用の留め具も売られていますが、ボードの裏面に角材をくっつける方法もあります。
壁への取付方法は、小さくて軽いボードなら押しピン(針が長いもの)でも大丈夫です。
重たいものは強度を考えネジでしっかり止めておきましょう。
壁に穴をあけるのに抵抗があるなら、木材を床から天井に突っ張らせて柱をつくり、そこにネジ止めする方法もあります。

有孔ボードを使ったDIYの実例





まとめ


カラーやサイズ、装飾の仕方であなただけのオリジナルを楽しめる有孔ボード。
ネットやカゴ、フックや棚をつけて壁を有効活用してみませんか?
見せるインテリアとしていろいろなグッズと組み合わせてみてくださいね!!

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