家づくりコラム

You Tube を文字にした記事になります。

記事では、方言など文章では伝わりにくい部分をなるべく訂正しています。

ニュアンスや雰囲気はYou Tubeをご視聴いただいた方が伝わると思います。


今回の動画は住宅を検討するうえで、見積書の内容と見積金額のみの比較の限界、木材の種類と構造材としての適性についてお話をしています。
主なポイントは、地盤改良費用を見積書に明示されているか?構造材はしっかりと確認することが大切ということです。
住宅購入を検討される方が、住宅会社と材料を比較する際のポイントについてお話します。

是非 You Tube でもご覧ください。

チャプター① YouTubeでの上田への反応



弊社のYouTube動画を見たお客様から、動画と実際の電話応対のギャップについて好意的な反応があったそうです。この日の撮影も台本がなく、その日に思いついたことを話しているようです。

清水 00:01
皆さんこんにちは!

上田 00:02
こんにちは。

清水 00:04
SIU常陽の清水と!

上田 00:04
上田です。

清水 00:05
お願いします!

上田 00:05
お願いします。

清水 00:07
最近、お客さんから「YouTubeの方ですね」って言われるよね?

上田 00:14
はい。

清水 00:14
やっぱ嬉しい?

上田 00:16
嫌々出てますから。見てもらえると(嬉しいです)。

清水 00:18
この前のお客さんは、YouTubeでの上田の嫌々感を感じてて、実際の電話で話して見ると「上田さんすごく丁寧な電話でした。」って言ってたよ。だからコレは良いギャップだよね。

上田 00:30
そうやね。本当に(撮影が)嫌なだけ。

清水 00:32
本当に(撮影が)嫌なだけで本当は良いヤツなんですよって。

上田 00:35
そんな悪そうに見えますかね?

清水 00:35
ああそうか。さあ!何話す?

清水 00:43
いつもYou Tubeの撮影は当日に思いついたことを話しているので、台本など全くありません。

チャプター② 見積金額のみの比較の限界



他社から出された見積書が、金額と概要しか書かれておらず、部材等の詳細がないため、同じ仕様か判断できませんでした。お客様が住宅会社を比較する際のポイントを動画で伝えたいと話しています。

最近、住宅メーカー系を検討しているお客様が、他の会社の見積書を持ってきて、これと同じ家建ちますか?って聞かれることない?

上田 00:56
そうっすね。

清水 00:57
僕は最近、そういう話をいただいて。でも、そういう話は難しいよね?

上田 01:01
そうっすね。

清水 01:03
僕が見せてもらったのは、A3用紙ぐらいの総額表になってて。金額は書いてありましたが、仕様がわからなくて(記載がなくて)。土台の木材は何(樹種)を使ってて、柱は何を使ったりとか、梁は何を使って。というのは全く記載ないけど、長期優良住宅50坪で何千万!みたいな。

清水 01:21
キッチンはコレとか、そういうことは記載されていたけど。やっぱり仕様書って言うのかな?どういう部材が使われているかっていうのが記載されてないのに見積してって言われても・・・。同じ仕様でって言われても・・・。無理やな。と思って。その場合の良い方法(お客様にとって)ないかなと思って。

清水 01:42
それは、もう金額だけの比較になってしまうと思うんですよ(どんな材料を使っているのかを考慮しないもの)。なので、お客様はどんなことを住宅会社と話をして、気になる住宅会社同士でどんなことを比較したら一番良いのか?っていう目安のようなことを、この動画で伝えられたら良いなって思ってるんですけど。

上田 01:58
いやぁ・・・。(話題を)考えてなかった割には難しい話題ですね。

清水 02:02
集成材を使うのか?無垢材を使うのか?などもわからなかったら?集成材の方が構造材として値段は高いよね?材種についても杉なのか?ヒノキなのか?国産なのか?輸入材なのか?など。いろいろあると思いますが。

清水 02:19
(これまでは記載がないことが良くないという話をしてきましたが)逆に記載があると要注意!なことはある?

上田 02:23
そうっすね。要注意!なもの言います?

上田 02:27
(要注意だと思うのは)『地盤改良 0円』とかね。

清水 02:29
ああ確かに!『別途』みたいなやつね、あれは終わってる。

上田 02:33
言い方・・・。

清水 02:33
まだそんなことしてるの?みたいな感じですけどね。

上田 02:36
そうですね。結構ありますよ。

清水 02:38
費用が下がる分には良いですけどね。地盤改良必要だったら、もう10万円・20万円の話では済まないよね。

上田 02:43
そうっすね。100万(最低)ぐらいは掛かるからね。

清水 02:46
簡単にポケットから出るような金額ではないので。基本的には総額表に地盤改良費として100万円から120万円ぐらいの予算を計上しておいて、建物の大きさや条件などで変わりますけど。そして、(地盤調査をした上で)地盤改良が必要なかったら0円です!っていう考え方の方が良いよね。

上田 03:00
はい。これかなり大事っすね。

清水 03:02
良い話ができましたね。次は何かな。

チャプター③ 構造材に適した木材



住宅会社によって様々な材種の木材を構造材に採用していますが、今回は清水の個人的な見解を話しています。

上田 03:05
木(木材)の話は?

清水 03:09
木の話としては、構造材に杉の木を使っている住宅会社がありますけど、無垢材・集成材はの違いは別にして。最近の杉は間伐材が多いのかな?と思います。杉って、とても成長が早いですよね。成長が早く短期間で成長していくので、お互いの成長の邪魔にならないように、間の木を数年で伐採(木と木の間隔を適正にするため)します。この時に伐採した木が間伐材。その間伐材を構造材にしてる会社あるんじゃないかな?そういう間伐材なら安く仕入れることができますけど。

清水 04:10
早い段階で伐採した間伐材は年輪の少ない若い木なので柔らかいです。柔らかい木に釘を打っても効きは弱いと思います。地震が起きたときに釘の穴が広がって接合部が弱くなってしまうので、やっぱり構造材には絶対向いてない。なので家具などに使えばいいかなと思うんですけど。個人的には杉を使ってる会社は要注意。そういう柔らかい杉ばかりではないので、しっかり固い杉を使っている会社もあるかもしれませんが、年輪を見ればわかると思います。年輪の間隔が広ければ柔らかい。爪で押す程度でヘコむ杉は要注意。

上田 04:57
年輪と年輪の間隔が広ければ広いほど、短期間で成長した木材。年輪と年輪の間隔が細かければ細かいほど、時間を掛けて成長した木材で固くなります。そっちが構造材としてはおすすめ。杉のような成長の早い木の良いところは、『調湿』といって湿気を吸ったり吐いたりすること。調湿については年輪の細かい木材よりも優れているので、使う場所を考える。構造材に関しては、成長の早い木よりもゆっくり成長して固くなった木の方が適してる。

上田 05:35
内装材のフローリングなどは、杉を使うと調湿の作用があるんで、快適になるというか。

清水 05:43
多少、時期によっては反ることがあって隙間ができたりするかもしれませんが。それは一時的なもので、乾燥している時は多少水分出してくれる感じかな。自然の除湿機(加湿器?)みたいな。今の上田くんの話のように、構造材は家が完成すると壁の中になって目で見ることは出来なくなります。四季の影響で上下する気温や湿度などで伸び縮みしたり、ねじれたりする若い木は2~3年経っても落ち着きにくいと思います。

上田 06:22
少し難しい話をしますが、平衡含水率といって、住宅が完成しても木材はまだ乾燥していなくて。集成材だと、新築時って15%以下で、無垢材はおそらく20%ぐらい水分を含んだ状態です。それから乾燥が落ち着くのが大体12%と言われているので、集成材でも新築から3%分は乾燥するのでその間に少し木材は動く可能性があります。

上田 06:55
無垢材の場合は8%分、乾燥することになるので、(集成材と比べて)狂いが大きいと思います。

清水 07:03
僕も少し勉強したことがあって、含水率15%はどのぐらいの水の量なのかを調べると、およそ2Lのペットボトル3本ぐらいでした。15%で3本なら20%だとペットボトルもう1本ぐらい多いのかな?それだけの水量が出入りするのであれば、狂いが出るのも想像できます。家が完成すると見えなくなるところなので、材料については最初にしっかり確認していただいて、金額以外のところも注目して家造りを勧めていただきたいなと思います!(次回に続きます!)



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