家づくりコラム

土地が決まり、図面が決まり、さていよいよ家を建てよう!
と、その前にしなければならないのが「地盤調査」です。

地盤調査とは、その土地に家を建てられるだけの強度があるかを判定するものです。
家づくりにおいては建物自身の性能より地盤の強さが重要と言っても言い過ぎではでないかもしれません。アイフルホームでも地盤調査をすることが保証の要件となっています。

でも、なぜそんなに地盤を気にするのでしょうか?

それは強度の足りない軟弱地盤に建物を建ててしまうと、沈下を引き起こし住宅が損傷してしまう恐れがあるためです。

  1. 地盤沈下の恐ろしさとは?
  2. チェック!こんな土地は沈下しやすいかも
  3. 地盤の情報を得られるサイト
  4. いざ地盤調査!


地盤沈下の恐ろしさとは?

地盤が建物の重さに耐えられずに沈んでいく地盤沈下。
建物全体が均等に下がる分にはまだ大きな被害なく過ごせるかもしれません(よくはありませんが)。
実際には均等に沈下することはほとんどなく、建物の重い部分や地盤の弱い部分から不均等に沈下する「不同沈下」が多く起きています。
そして不同沈下が発生することによりさまざまな悪影響が引き起こされます。



  • 基礎や壁にクラック(亀裂やひび割れ)が発生する
  • ドア、窓がゆがみ開閉しづらくなる
  • 下水の排水が流れにくくなる
  • 建物に隙間ができる
  • 建物の傾きからくる体調不良(めまい、肩こり、自律神経失調症)が発生する

このように建物のゆがみからさまざまな不具合が生じるだけでなく、建物の資産価値の低下、さらには住んでいる人への健康被害を及ぼすケースもあります。


チェック!こんな土地は沈下しやすいかも


  • 近くに水田がある
  • 過去に湿地帯だった
  • 周辺に高低差がある
  • 近くの電柱が傾いている
  • 近くに地面の波打ち、道路のひび割れがある
  • 近くに川や池、沼がある

もっとも沈下しやすいのは、人工的に作られた土地です。
地盤が充分に締め固まるには長い年月がかかるため、人工的に埋め立てるなどして作られた土地、いわゆる盛土の土地では、地盤が緩いことが多く沈下が起きやすい傾向にあります。
また過去に海や川や沼だった場所を埋め立てた土地は、液状化現象も起きやすい傾向にあります。

地盤の情報を得られるサイト

地盤サポートマップ
全国的で地盤調査を行っているジャパンホームシールドが運営しているサイトです。
ジャパンホームシールドの過去の地盤解析結果の分布図をマップ上で見ることができます。
地質・地形から地震時の揺れやすさ、最寄りの避難所もわかるので、一度はチェックしておきたい便利なページです。



いざ地盤調査!


さて、情報をたくさん集めても、実際に地盤調査をするまで「この土地は絶対大丈夫!」という保証はできません。
お隣は大丈夫でもウチは軟弱地盤だった、というのも珍しい話ではないのです。
必ず地盤調査をして、軟弱地盤の場合は改良工事をしましょう。


次回は地盤調査とその後の地盤改良の話をします!
地盤の話2~地盤調査ってどんなことするの?~
地盤の話3~地盤調査報告書を読み解く~
地盤の話4~地盤改良工事って何するの?~


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